「……如月君怒ってるのかな……?」

ミーナはこっそりルネに聞いた。

「いや、ミーナのせいじゃないよ」

ルネ悲しそうにに目を細めた。

「……?」

(どうしたんだろう……)

ミーナはルネの目を覗き込む。

ルネは何も言わずにミーナの膝の上でうなだれる様に耳を伏せた。