「君は処女?」

「もう!なんてこと聞くんですか!まぁ当たってますけど」

アンバードはその言葉を聞きにやりと笑う。

赤い瞳が獲物を見つけたかの様に輝く。

「じゃあオレの物にしちゃおうっかな」

ミーナの耳もとでそう囁く。

「……!」

頭がしびれるような声にミーナの体がざわめく。

「キミは結構面白いし……
オレが可愛がってあげるよ」

「……?」

アンバードの言葉にきょとんとするミーナ。

「ふふっ……その反応も可愛いね……」

しかし、ミーナの黒い瞳はとろんと閉じられようとしていた。

「う~ん……」

こてんとアンバードの肩に額をくっつけるミーナ。