アンバードの美しい髪と夢のリアルさに感動してミーナは楽しそうに笑う。

「ちょっと……」

アンバードは驚いて目を見開く。

「あ、せっかく髪が長いので三つ編みにしてもイイですか?」

「?」

そう言うとミーナは素早くアンバードの髪を編んでいく。

あっという間に三つ編みの完成だ。

「えーっと何か結ぶものは……」

ふと、パジャマなについていた細いリボンが目に入る。

ミーナはそれをするりと解くとアンバードの髪を結んだ。

「うん!いい感じ♪」

金色の髪に赤いリボンが揺れている。

「…………」

アンバードは面食らってミーナを見る。