「そうですか?……えっと」

「あ、オレはアンバ―ドっていうんだ~」

「へぇ……かっこいい名前ですね!
何か貴族って感じ!」

ミーナはさっきまでとは違い明るい声でそう言った。

「あの、アンバードさんの髪って地毛ですか?」

「え?……もちろんそうだけど?」

いきなりそう言われてアンバードはワインを飲む手を止めた。

「とてもきれいな髪なのでどうなのかな~?と思って!あ、ちょっと触ってもイイですか?」

ミーナはアンバードの返事を待たずに彼の髪に触れる。

「わぁ……すごくサラサラ……手触りも最高……!」

背中まである髪をすくようにしてミーナは言う。

(この夢ってリアルだなぁ……髪の質感まで分かるんだもん)

夢だと思うとこの状況を楽しまなきゃ損!

と言わんばかりにミーナはアンバードの髪を触る。