【完】ヴァンパイアとチョコレート

ミーナは裁縫箱急いでを片付けると、トイレに駆け込んだ。

ライルが唇を寄せた首筋を恐る恐る鏡で見る。

赤くなっていないか心配したが肌は白いままだった。

(良かった……跡になってない……)

ほっと息をついて頭を整理する。

(如月君は迎えに行くとか言ってたけど何のことだろう)

(血を舐められてその上、首筋にキスまで……)

いや、あれはキスと言うよりもーー

(甘噛みだった)

思い出すと頭が沸騰するくらいに恥ずかしくなる。

(何なの?一体……如月君って謎の多い人だけどいきなりあんなことするなんて……)

(それとも海外ではあれが普通なの……?いや、そんな事ないはず)