【完】ヴァンパイアとチョコレート

「……この味……お前は……」

ライルはダークブルーの瞳でじっとミーナを見つめる。

怖いくらい綺麗な瞳。

ミーナはライルから目が離せない。

「き、如月……くん……?」

ミーナはライルの名前を呼ぶが彼は返事をしない。

その代わりにミーナの首筋に唇を這わせる。

「ひぁっ!?」

自分でもびっくりするくらいの甲高い声が漏れる。

ライルからふわりとシトラスの香りがした。