自分が行ってもただの足手まといだとは分かっている。

でも、このまま見てるだけなんてできない。

(ライル君が……ライルくんが!)

青い石の淡い光は徐々に弱くなている。

(……!!)

この石はきっとライル自身だ。

毎回で助けに来た時も石が光ってライルが来てくれた。

その石が光を失おうとしている……。

ミーナは嫌な予感を振り払いながら、自分でも信じられないくらいの速さで走った。