「二人ともどこに……」

不安が広がり辺りを探したが、どこにもライルとルネの姿は無かった。

(まさか……アンバードさんが?)

ミーナは思わずネックレスの青い石を握る。

石は氷の様に冷たくなってそれがミーナを不安にした。

(ライル君が危ない!?)

とっさにそう思ってミーナは玄関を飛び出した。