「うん!美味しい!あったかいご飯食べたのって久しぶりだよ~」

ルネは皿をぺろりと舐めて満足そうに言った。

「良かった」

ミーナはほっとして残りを食べ始めた。

(……こうしてると、昨日の事が嘘みたいだ)

食事中、ライルと時々目があってそのたびに彼は

『どうした?』

という目をする。

その目はとても優しくて穏やかな物だった。