「へぇ……やるじゃないか」

ライルは片方の眉を上げて感心したように言う。

テーブルには、三つの皿が並んでいる。

それぞれライル、ルネ、ミーナの分だ。

「わー!オムライスだ!!僕卵料理大好きなんだ~」

ルネは目を輝かせて上にかかったケチャップを一舐めする。

「ご飯と卵しかなかったから、微妙だけど」

ミーナは軽く笑って黙々と食べているライルを見る。

「どうかな……」

「……うまい」

ライルはニッと笑ってスプーンでオムライスをすくう。