「ねぇ、ルネ。どうしてライル君はこんなに私を守ってくれるのかな?」

アンバードに襲われた時も、不利だったにも関わらず守ってくれた。

「今だって疲れてるのに結界も張ってくれたし……」

ミーナは申し訳ない気持ちになってうつむく。

(私のせいで……ライル君が……)

「ミーナ……ご主人にとってミーナはとても大切な存在なんだよ」

ルネはそっとミーナの膝に乗る。

「私が?どうして……」