「どうして3を足したんですか?」
「それはな…俺が学生の頃出席番号がずーーーっと3番だったから」
そ、そんな理由ですか…先生。
「高校の3年間3番で生きてきたんだぞ?俺!」
彼、安部先生は一応今年48歳になるおじちゃんです。
「とりあえず藤本、渕野お前たち今日集めた課題を職員室までもってこいな!俺のデスクに置いとけ!」
といって豪快に教室を出た先生。
え、先生がそのまま持っていけばいいんじゃ…?
先生の無くなった背中を眺めていたら
「とりあえず藤本さん?課題運ぼう?」
男の子が声をかけてくれた、
「あ、うん、えーと…」
「あ、俺渕野なんだ!よろしくね!」
日直同じ人がやさしくて良かった!

