どう考えても、マズイよな……。 桃香、俺がおかしなことしようとしてるって、勘違いしてないか? どこに行くとも、言ってないしな。 「あー、オホンオホン!」 せきばらいするフリをして、さりげなく桃香の手を離す。 「あー、えっと、出口間違えたな! 駅って、こっちじゃなくて、あっちだったか……」 しどろもどろに言い訳をつぶやいてると……。 「あれ? あれって、3組の先生じゃない?」 桃香が、ささやいた。 「え?」