8月の宝探し


どう考えても、マズイよな……。


桃香、俺がおかしなことしようとしてるって、勘違いしてないか?


どこに行くとも、言ってないしな。



「あー、オホンオホン!」

せきばらいするフリをして、さりげなく桃香の手を離す。



「あー、えっと、出口間違えたな!
駅って、こっちじゃなくて、あっちだったか……」


しどろもどろに言い訳をつぶやいてると……。




「あれ?
あれって、3組の先生じゃない?」


桃香が、ささやいた。


「え?」