ふぅん、恥ずかしいのか……。 ただ単に、名前で呼ばれないのがイヤなだけかと思ってたけど、違うらしい。 そんなことを考えてたら、トモアキがつぶやいた。 「『ミラージュ』には、もう行けないもんなぁ……」 そうだよなぁ。 俺らのたまり場は、もうない。 どうすっかな……。 すると、桃香が声を上げた。 「私、あそこでかき氷食べたい!」 桃香が指差した先には、「氷」の文字がはためいてる喫茶店があった。 そう、カフェ、というより、喫茶店、といった方がピッタリくる感じの店だ。