全員の顔を見回すと、3人同時にうなずいた。 しょーがねーなー……。 俺は、チャリのハンドルをトモアキに預けた。 そして、背負っていたリュックを下ろして、手に持ちなおす。 ずっしりと重いそれを持って、ガキどもの列の一番端に向かった。 すると、そこにいた、一番背の低いガキんちょが、大きく息を吸い込んで、声を張り上げた。 「募金にご協力お願いしまーす」 元気に叫んだそいつに、リュックごと、「ほらよ」と渡す。 「えぇっ!?」 驚いたそのガキんちょに、ひと言かけたやった。