8月の宝探し


全員の顔を見回すと、3人同時にうなずいた。



しょーがねーなー……。



俺は、チャリのハンドルをトモアキに預けた。


そして、背負っていたリュックを下ろして、手に持ちなおす。


ずっしりと重いそれを持って、ガキどもの列の一番端に向かった。


すると、そこにいた、一番背の低いガキんちょが、大きく息を吸い込んで、声を張り上げた。



「募金にご協力お願いしまーす」



元気に叫んだそいつに、リュックごと、「ほらよ」と渡す。



「えぇっ!?」



驚いたそのガキんちょに、ひと言かけたやった。