納得して、同時に、ちょっとほろ苦い気分になった。 そのとき。 「あっちゃん、買い物終わったよ!」 ポン! と、うしろからトモアキに肩をたたかれ、飛び上がる。 「うわっ、トモアキ! おどかすんじゃねーよ!」 「えっ、どうしたの? あれ? あそこにいるの、桃香ちゃん?」 「あぁ……」 トモアキも、中3のときは同じクラスだったから、当然、桃香のことは知っている。