8月の宝探し


かろうじて出した声は、かすれていた。


情けねーな、俺……。


でも、照れくさくて、それ以上、なにも言えない。



すると、会長が代わりに話しだした。



「五十嵐と一緒に校舎内を見回ってたとき、金が見つかったら、なにに使う?って話になったんだ。
そのとき五十嵐は、星野の高校の授業料を払うって言ったんだ。
で、一緒に高校を卒業したいって」



うわー、恥ずかしい!


会長、やめてくれー!


顔が熱い。


きっと赤くなってんだろうな。


勘弁してくれよ、会長ーーー!


けど、会長は話すのをやめない。