「で、話を戻すけど、マスターは、持ち逃げしたはいいけど、アタッシュケースの鍵が開けられなくて、すぐに中身の確認はできなかったはずなんだ」
「あぁ、そりゃそうだろう。
中身が雑誌だってわかってたら、逃げたりするわけないもんな」
「で、開けられたのが、ついさっきだったんだと思うよ」
「あぁ、それでさっき、俺とトモアキに、マスターから連絡ないかって聞いたのか」
「そういうこと」
会長は、最後の一束を、テーブルにポンと置いた。
こうして積み上げると、やっぱ、圧巻だな。
「4900万か……、やっぱり大金だね」
トモアキも、ほーっとため息をついて見ている。

