8月の宝探し


「はぁ?
あるワケねーだろ?
俺らの金盗んどいて、今さら、どのツラさげて、俺に連絡してくんだよ?」


ムカつきながらそう答えると、会長は、苦笑いしながらつぶやいた。


「いや……、そうか。
じゃ、まだ開けられないのかな?」


「はぁ?」


問い返すと、トモアキも口を開く。


「会長、俺にもさっき、同じこと聞いたよね?
会長は、みっちゃんが、俺かあっちゃんに連絡してくるって、思ってるの?
それって、なにか理由があるの?」


桃香も、訳を知りたそうに会長を見つめる。


すると。



――ブブブ……。



俺のケータイだ。