8月の宝探し


「うーっす!」


「あっちゃん、おはよう」


「アツヤ君、おはよう」


トモアキと桃香は、部屋の真ん中に置かれた小さなテーブルを囲むように座っていた。


「五十嵐はこっちに座って。
せまくて悪いな」



会長の言うように、部屋はさほど広くない。


というか、部屋自体は広いんだろうが、そのほとんどの壁を本棚が覆っていて、

そこに、勉強机とパソコンデスクとベッドがあるんで、せまくなってるんだろう。


4人でテーブルを囲むと、会長がおもむろに聞いてきた。



「五十嵐のとこには、マスターから連絡あったか?」