すぐにケータイを出して、トモアキにメールする。
「トモアキ、大丈夫か?」
すると、トモアキからもすぐに返信が来た。
『大丈夫!
俺も今、メールしようと思ってたとこ。
刑事さんたち、とーちゃんが酔っぱらって、役に立たないのがわかったら、
かーちゃんのパート先に行っちゃった』
内容を桃香に教え、返信を打つ。
「そっか。わかった。
トモアキ、いろいろありがとな」
また、すぐにメールが返ってきた。
『ううん。全部、会長が考えてくれたんだよ。
だから、お礼は会長に言って!』
そこまで読んで、頬がゆるんだ。
トモアキらしいな……。

