8月の宝探し


で、そんときに、マスターから、俺の名前を聞いたってことか……。


うわぁー、マジかよ?


もう、誰を信じていいのか、さっぱりわかんねぇよ……。




俺がショックを受けてる間にも、トモアキは続ける。


「叔父の自家用車が、車庫に見当たりません。
あと、ここの2階が叔父の住居になってるんですが、金庫が開いててからになってました。
刑事さんたちが言ってる大金は、叔父が見つけて逃げたんだと思います」



すると、初めておっさんの目がキラリと光った。


「2階を見せてもらえるか?」


「どうぞ」



全員で2階に上がる。