8月の宝探し


自分の部屋に入って、電話したのは、トモアキ。


「もしもし、俺だけど」


『うん、どうしたの?』


「うちに警察が来た」


『えぇっ? 警察!?』


「あぁ。俺らが、小学校にもぐりこんで、大金を見つけたらしいって、警察にチクったやつがいるらしい」


『そんな! 誰がそんなこと?』


「警察は証人が誰かは言わないんだけど、俺は、あの常連のじいさんが怪しいと思ってる」


『あぁ、今日もお店に来てた、あのおじいさん?』


「あぁ。
ちょっと、これから、警察に行って、いろいろ話を聞かれるらしいんだけど、俺はなにも知らないって黙っとくからさ、
トモアキ、マスターに、あのじいさんのこと、聞いといてくれないか?
もしわかれば、名前とか住所とか」


『わかった』