あーあ、しょうーがねぇ。 まぁ、ガキどもがいなくなれば、俺も静かに昼寝できるしな。 それに……。 マスターには、ガキの頃から世話になってるから、逆らえない。 俺はしぶしぶ、トモアキのあとから店を出た。 「まずは、金網の状態を確認しないとね」 トモアキは、マスターに聞いた、子どもたちが出入りしてる穴の方に歩いていく。 「あー、あちぃ……」 照りつける太陽をにらもうとしたが、逆に目をやられそうなのでやめた。