8月の宝探し


振り返ると……。


おふくろ?


今まで見たことないくらい、真っ青な顔だ。



「アツヤ、大金なんて盗んでないわよね?
それとも、見つけたの?
見つけたんなら、正直に刑事さんに言いなさい!」


「…………」



おふくろは、すっかり取り乱して、俺の肩を揺さぶる。


俺を信じたい気持ちと、まさか、という気持ちで、ヒステリックになってるんだろう。



マズイな……。


おふくろまで、巻きこんじまった。


マスターも、おふくろも、関係ないのに……。