それに、あいつは、俺の名前も、家の場所も知らないはず。 俺の外見の特徴から、聞き込みして、調べ上げた? いやいや、まさか! っつーか、そもそも、警察はどこまでつかんでるんだ? 俺らが金を見つけたことも知ってるのか? その金が、今どこにあるかは……? ここは、慎重にいかないと、金を預かってくれてるマスターにも迷惑をかけることになる。 落ちつけー、落ちつけ―! 「おいっ、どうなんだ?」 黙り込んだ俺に、若手刑事が怒鳴った。