8月の宝探し


それでも、かったりーなー、という態度の演技は続けて、玄関に向かった。



玄関には、スーツ姿のふたりの男が立っていた。


ひとりは、50代くらいの、目つきの鋭い、おっさん。


もうひとりは、すっきりしたイケメンの若手刑事。



「俺に、なんか用っすか?」



あくまでも、いつもどおりに。


そう自分に言い聞かせて、ふてぶてしい感じを出して、刑事の前に立つ。


おふくろもついてきて、俺の少し後ろに立ってるのが、気配でわかった。


きっと、心配でたまらないって顔してんだろう。