それでも、かったりーなー、という態度の演技は続けて、玄関に向かった。 玄関には、スーツ姿のふたりの男が立っていた。 ひとりは、50代くらいの、目つきの鋭い、おっさん。 もうひとりは、すっきりしたイケメンの若手刑事。 「俺に、なんか用っすか?」 あくまでも、いつもどおりに。 そう自分に言い聞かせて、ふてぶてしい感じを出して、刑事の前に立つ。 おふくろもついてきて、俺の少し後ろに立ってるのが、気配でわかった。 きっと、心配でたまらないって顔してんだろう。