おふくろが、こっちに戻ってくる足音が聞こえる。 ヤバいな……。 「アツヤ、警察の人が、あんたに話を聞きたいって」 「あぁ……」 立ちあがると、おふくろが、不安げな顔で腕をつかんできた。 「あんた、なんかしたんじゃないでしょうね?」 「なんかって、なんだよ?」 「それはわからないけど……、なにか警察が来るようなことよ!」 「なんもしてねーよ!」 面倒くさげにおふくろの手を振り払ったけど、 心臓は、今にも壊れそうなほど脈打ってる。