8月の宝探し


おふくろが、こっちに戻ってくる足音が聞こえる。


ヤバいな……。



「アツヤ、警察の人が、あんたに話を聞きたいって」


「あぁ……」



立ちあがると、おふくろが、不安げな顔で腕をつかんできた。


「あんた、なんかしたんじゃないでしょうね?」


「なんかって、なんだよ?」


「それはわからないけど……、なにか警察が来るようなことよ!」


「なんもしてねーよ!」



面倒くさげにおふくろの手を振り払ったけど、

心臓は、今にも壊れそうなほど脈打ってる。