8月の宝探し


そんな、夏休みに入ってから、もう何度もしているやり取りの途中で。



――ピンポーン!



インターホンの音がして、おふくろは箸を止めた。


「こんな時間に、誰かしら?」


そそくさと席を立って、壁のモニターに向かう。



「はい、どちら様でしょう?」


『野川警察署の者ですが、少しよろしいでしょうか?』


「警察、ですか?
少々お待ちください」



おふくろは、けげんそうな顔を俺に向け、その後、すぐに玄関に向かった。



……警察? まさか、な。