そんな、夏休みに入ってから、もう何度もしているやり取りの途中で。 ――ピンポーン! インターホンの音がして、おふくろは箸を止めた。 「こんな時間に、誰かしら?」 そそくさと席を立って、壁のモニターに向かう。 「はい、どちら様でしょう?」 『野川警察署の者ですが、少しよろしいでしょうか?』 「警察、ですか? 少々お待ちください」 おふくろは、けげんそうな顔を俺に向け、その後、すぐに玄関に向かった。 ……警察? まさか、な。