「アツヤ、起きなさい! 夕飯できたわよ!」 「んぁ……?」 目を覚まして時計を見ると、7時。 現実逃避するために、マンガを読んでるうちに、眠ってしまったらしい。 ダイニングに行き、おふくろと差し向かいで、夕飯をかきこむ。 親父の帰りは、いつも深夜だ。 「ねぇアツヤ、宿題、進んでる?」 「あ? あぁ……」 「あぁ、じゃなくて! しっかりしてよー。 このあいだも言ったけど、これ以上成績落ちるようなら、また塾に行ってもらうからね」 「わかってるよ、うっさいなぁ」