8月の宝探し


「アツヤ、起きなさい!
夕飯できたわよ!」


「んぁ……?」



目を覚まして時計を見ると、7時。


現実逃避するために、マンガを読んでるうちに、眠ってしまったらしい。



ダイニングに行き、おふくろと差し向かいで、夕飯をかきこむ。


親父の帰りは、いつも深夜だ。



「ねぇアツヤ、宿題、進んでる?」


「あ? あぁ……」


「あぁ、じゃなくて!
しっかりしてよー。
このあいだも言ったけど、これ以上成績落ちるようなら、また塾に行ってもらうからね」


「わかってるよ、うっさいなぁ」