8月の宝探し


でも、それじゃ、ダメなんだよ。


だって、トモアキは、もう学校をやめるって言ってるし、

マスターの借金だって、もうそんなに待ってもらえそうになかったし。


今すぐ、金が手に入らなきゃ、意味がないんだよ!



なにも言わない俺に、桃香は、とうとうキレた。


「もういい!
アツヤ君とは絶交よ!」




と、そのとき。




「おぉっ、これが、その金か!」



「マスター……」


部屋の外から、マスターがテーブルの上の金を、目を丸くして見ている。