8月の宝探し


俺が信用したヤツなら、信用できるって……。

それだけ、俺のことを、信用してくれてるってことだよな?


マジかよ。

照れんだろーが!



トモアキにそう言われたマスターはしぶしぶうなずいてる。

でも、納得はしてなさそうな表情だ。


まぁ、マスターは、まだ会長のことをほとんど知らないんだから、しょうーがねーか。


でも、明日、会長が金をここに持ってきてくれたら、信用するだろ。


それに明日、俺の取り分が決まったら、そこからマスターの借金を返してやるって、言ってやるんだ!


マスター、ビックリすんだろうな。

感激して、泣くんじゃねーか?


へヘヘッ!

明日が、楽しみだぜ!