8月の宝探し


「会長、ホントに数えるのもやってくれるの?」

「……あぁ、やっとくよ」

「ごめんね、全部やらせちゃって」

「いいよ。俺は昔っから、貧乏くじを引く運命なんだよ」

「へ?」


トモアキがキョトンとすると、会長は俺に視線を移した。


「それより、俺が数えてしまえば、全員でうちに来る必要はないってことだよな?」

「あぁ、そうだな。
そうだ。100万ずつ束にしといてよ。
そんで、明日『ミラージュ』に持ってきて。
そんとき、みんなで今後のこと、話しあおうぜ!」

「結局、あの店に持っていくのか……。
で、何時に行けばいい?」

「んー、俺は何時でも。
桃香は、都合は?」

「明日は、何時でも大丈夫」

「会長は、塾は?」

「明日は休みだ」

「じゃぁ、10時で!」


「「「了解!」」」