8月の宝探し





「「「「あった!」」」」




大きくふくれた黒いリュックサックがひとつ、エレベーターの真ん中に置いてある。




――ドクンドクンドクン……。




速まる鼓動をなだめつつ、リュックを取り出す。


床に置き、取り囲むみんなの顔を見た。

全員、緊張した面持ちで、俺の手元を見ている。


「開けるぞ」


誰にともなく言い、チャックに手をかけた。


すると……。