「「「「あった!」」」」 大きくふくれた黒いリュックサックがひとつ、エレベーターの真ん中に置いてある。 ――ドクンドクンドクン……。 速まる鼓動をなだめつつ、リュックを取り出す。 床に置き、取り囲むみんなの顔を見た。 全員、緊張した面持ちで、俺の手元を見ている。 「開けるぞ」 誰にともなく言い、チャックに手をかけた。 すると……。