トモアキが残念そうに答える。 会長は黙ったまま、床に落ちていた鉛筆を拾い、棚のスケッチブックの上に置いた。 スケッチブックと鉛筆か……。 あぁっ、そうだ! いいこと思いついた! サササッと、会長の隣に忍び寄り、小声で話しかける。 「なぁ、会長、ちょっと頼みがあるんだけど」 すると会長は、スッと目を細めた。 「……五十嵐の頼みは、あまり聞きたくないな」 「まぁまぁ。 あのさ、のどかわいたから、『ミラージュ』行って、ミネラルウォーターのペットボトル4本もらってきてよ」