8月の宝探し


トモアキが残念そうに答える。

会長は黙ったまま、床に落ちていた鉛筆を拾い、棚のスケッチブックの上に置いた。



スケッチブックと鉛筆か……。




あぁっ、そうだ!


いいこと思いついた!




サササッと、会長の隣に忍び寄り、小声で話しかける。


「なぁ、会長、ちょっと頼みがあるんだけど」


すると会長は、スッと目を細めた。


「……五十嵐の頼みは、あまり聞きたくないな」

「まぁまぁ。
あのさ、のどかわいたから、『ミラージュ』行って、ミネラルウォーターのペットボトル4本もらってきてよ」