8月の宝探し


俺のやり方はいつだって、正面突破だ!


「なぁ、桃香!」

「えっ、なに?」


桃香があわててしまおうとしたケータイを指差す。


「美術部の先輩からのメール、待ってんのか?」

「えっ」

「もうアイツ、うちのクラスの女と付き合ってんだよな?」

「うん……」

「それでもまだ、アイツのこと、好きなのか?」

「…………」

「あのさ……」



あ、ヤバい。

言い出したはいいけど、なんて続けたらいいんだ?

考えなしに口を開いた自分を呪ってると……。