8月の宝探し


「ば、ばーか!」



ポカッとトモアキの頭をはたく。


いてぇ、と頭を押さえながらも、トモアキは笑顔だ。


こっちは、顔が熱い。



「俺、飯食ったら、寝るからな!
トモアキ、あとで長文読解、写させろよ!」


「えー、あっちゃん、そればっかりじゃん、ズルいよー!」


「うるせー!」


「もうー」



唇をとがらせるトモアキにかまわず、俺は菓子パンの袋を破ってかぶりついた。


っとに、余計なこと言いやがって……。