8月の宝探し


その間に俺は、テレビの正面の特等席に座る。


バラエティ番組をつけて、ぼんやり見ていると、

落ちていた服をたたんでいたトモアキが、あっちゃん、と声をかけてきた。


「んぁ?」


視線をテレビに向けたまま、生返事を返すと。


「今日、桃香ちゃん、ずーっとケータイ気にしててさ」


「あぁ」


「それがさ……」



そこでトモアキは、言いよどんだ。


なんだよ?

桃香のことなら、気になるじゃねーか。


テレビからトモアキに目を移す。