8月の宝探し


ムッとしながら水を飲み干すと、会長がコップを置いてこっちを見た。


「五十嵐、俺、午後は塾だから、これで帰るよ」


「えー、付き合いわりぃなー」



口をとがらせてると、トモアキが桃香に聞く。


「桃香ちゃんは、大丈夫?
なにか用事あるんじゃない?」



え、桃香も? と見ると、ケータイをいじっている。


ちらっと見えたのは、メールの受信ボックス。


「誰かからメールか?」


聞くと、あわてたように、ウウン、と首を振る。


けど。