「おう。 どうだ、お宝は見つかったか?」 さっきまでの情けない表情はすっかり消えて、いつもどおりのマスターだ。 こっちも、なにも知らないフリを決め込む。 「まだだよ!」 「そうか、残念だったなー」 ちっとも残念そうじゃない感じに笑いながら、マスターは人数分の水を出す。 なんだよ、バカにしやがって。 どうせ、そんな大金なんか、見つけられないと思ってんだろ。 フン! 絶対見つけてやるから待ってろよ!