8月の宝探し


カウンターの中には、困った顏のマスター、


そして、その前に、いかつい男たちがふたり。


イスは、そのうちのひとりが蹴り倒したらしい。




「みっちゃ……」


「トモアキ、ちょっと待て!」



あわてて入っていこうとするトモアキを、引き止める。


「あっちゃん……」


不安そうな顔で振り返ったトモアキを引きよせ、

中からはこっちが見えない角度に、身を隠した。


会長と桃香も、俺らの後ろから、そっと中をうかがっている。