「あー! いーけないんだー!」 ガキどもが数人、こっちを指差して叫んでいる。 このあいだ、校舎内から追い出したやつらだ。 その中のひとりに、見覚えがあった。 あのとき、俺をにらんできたヤツ。 そいつが叫んだ。 「入っちゃいけないんじゃねーのかよ!」 あーぁ、うるっせーなぁ……。 「俺らは、ここの関係者なんだよ! ガキはとっとと消えろ!」 テキトーなことを怒鳴ると、また負けじと言い返してくる。 「ウソつけー! 警察に言いつけてやるからなー!」