俺の言葉に、トモアキは残念そうな表情を見せた。
「そっかぁ……。
ね、ちょっと、のど、かわかない?
一度、『ミラージュ』に戻って、なんか飲んでこようよ」
「あぁ、そうだな。
じゃ、いったん戻るか」
トモアキの提案に従い、みんなで1階に下りた。
南校舎を出ると、朝ぎらついていた太陽が、雲に隠れている。
見れば、西の空は、どんよりした灰色の雲に覆われていた。
「なんだか、雨になりそうだね」
トモアキが空を見上げて言う。
「そうだな」
湿度を増した空気が体にまとわりつき、汗がにじみ出てくる。
それをぬぐいながら、また順番に校門を乗り越えて、外に出た。
すると。

