「まぁ、今の大人たちはみんな、信用できないけどな。
この腐りきった国を変えるには、俺たちの世代が、ちゃんと政治と向き合わないとダメだ。
そうじゃないと、日本は終わる」
そう言い切った会長は、すごく堂々としていて、自信に満ちあふれて見える。
会長って、政治に詳しいんだな。
あれ? ひょっとして……。
思いついて、聞いてみた。
「なぁ。会長って、将来、政治家になりたいのか?」
すると、それまで厳しい表情だった会長が、パッと耳を赤くした。
「……笑いたいきゃ笑え」
えっ?
俺はあわてて首を振る。
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