すると、会長はボソッとつぶやいた。 「俺……、五十嵐のこと、中学のときから知ってたよ」 「へ……?」 意外だ。 会長は、全校生徒の前に出ることも多かったから、俺の方は当然知ってたけど、 会長の方が、俺を知ってたとは思わなかった。 ビックリしてると、会長はさらに驚くようなことを言う。 「おまえ、目立ってたからさ」 「えぇっ? そうか? 俺、目をつけられるほどのワルじゃなかったつもりだけどな……」 そう言って頭をかくと、会長はフッと笑った。