「おまえは食うことしか、頭にないのか……。 そうじゃなくて、もっとデカいことできんだろ、4900万ありゃ」 「うっせーな! それくらい、俺だって……」 ……デカいこと? なんだよ、デカいことって? んなもん、ねーよ! 将来、特になりたいもんがあるわけでもねーし、 特技とか、趣味も、なーんもねぇ。 けど、ここで「ない」っつったら、またバカにされるよな……。 チクショー、なんて答えりゃいいんだ! そのとき。 ――カランコロン。