8月の宝探し


『いじめってほどのことじゃ……』


「夏休み中にカタがつくかわかんねーけどさ、2学期には、アイツ、学校をやめさせられるかもな」


『ったく、余計なことを……』


「ん?」


『なんでもない。
……話を聞くだけだぞ?』


「へっ?」


『来いと言ったのは、そっちだろ!
今から行くから待ってろ!』




うわわっ、すげぇ、デカい声。

……会長、なにキレてんだ?

ま、来るってんだから、いいや。

ケータイをポケットにしまい、マスターに声をかける。



「マスター、のどかわいた!
アイスコーヒー、入れてよ!」