「おう、おはよーさん!」 カウンターをふいていたマスターが、さわやかな笑顔で振り返った。 だが、俺と目が合ったとたん、苦笑いに変わる。 「相変わらず、覇気がねぇなぁ、アツヤ」 「んぁ? ハキ……?」 寝ぼけた頭で、「吐き」「破棄」「履き」と漢字変換して首をかしげる。 そんな俺を見て、 マスターは、さらに笑う。 日焼けした肌に、白い歯がまぶしい。 どう歯磨きしたら、そんな真っ白になるんだか……。