気がつくと
時計はもう3時を過ぎていて
花火も程よく燃やしきったところだった。


「ほれ〜片付けるぞ〜」

リョージの掛け声で
みんなゴソゴソと賢く後片付けを始めた。



「結構やったなぁ〜」

「楽しかったよね☆」

「俺まだ足痛ぇ…」

「なんで??」

「リョージのロケット花火が命中したとこ!!」

「俺も!!藤山さんアリャないっスよ〜」

「俺だって痛ぇよ!!」

「あははは」



楽しかった余韻に浸りながらも
花火が終わった後の淋しさは
どうしてこうもやりきれないんだろう…。



「帰るか」

「ぅい〜」

同じ方面ごとに
2台に別れて車に乗り込む。