「綺麗な名前なのは、あなたの方よ!素敵ね!」 「イヤ…字面も読み方も女子っぽいから」 と少し照れた顔が新鮮だった。 「ところで…楓さん?楓ちゃん?」 と気まずそうに吉沢さんは言った。 「私あなたより歳上だと思うの」 少し笑いを含んだ感じで言った。 名前をちゃん付けで呼ぶのは実家の両親と慣れ親しんだ友達だけだったから。